税理士の仕事…

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税理士による記帳代行

税理士は時に、企業の経理部門にも深くかかわっていくことになります。

本来は各企業の経理担当者が日々の経営活動に関する企業の資産や負債、売上や費用の動きについて毎日会計帳簿への記帳を行い、『貸借対照表』と『損益計算書』を企業の最新の状況に一致させなければなりません。

ただ、中には特殊な会計処理が必要となったり、経理を担当する社員の方のスキルが高度なところまでは及んでいないという場合もあります。そこで専門家として力を発揮するのが税理士の方です。税理士事務所では、企業に必要な会計帳簿を作成するための「記帳代行」も仕事としています。

通常は顧問契約を結び、毎月指定したデータを企業から送ってもらったり、企業を訪問して帳簿を作成するために必要な各種の会計証憑を預かって事務所で処理するというようなケースが多くなっています。

記帳は、会計伝票の内容をもとにして行うものです。会計伝票自体も会計書類として法律で決められた年数の間保存しておく必要のあるものです。企業で会計伝票の起票がなされていない場合には、税理士が代行する場合もあります。厳密には仕訳を行い会計伝票を起票し、『総勘定元帳』と『補助簿』を作成する必要があります。

以前はすべてが手作業であり非常に時間のかかる作業でしたが、IT化が進んだことで、会計ソフトが負担を軽減してくれています。会計伝票データを入力すれば伝票を紙の帳票として印刷することもでき、データの数値は総勘定元帳や貸借対照表、損益計算書において自動計算され、簡単に各種の会計帳簿を仕上げることができます。





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